記事概要
- 直木賞作家小川哲さんの作品が好きな方
- 次に手に取りたい1冊が見つかる

いちごバター
読書歴5年、2人で500冊以上読んできた本好き夫婦が、直木賞作家である小川哲の小説以外の書籍を3冊ご紹介したいと思います!
小川哲さんの小説以外の書籍
【1】 言語化するための小説思考
小説を書く技術ではなく、小説を書くための思考を学べる一冊
【出版年 / 形式 / 分量】
2025年 / エッセイ(思考法・創作論系) / 189ページ
【おすすめしたい人】
小説を書きたい人 / 楽しみながら小説の本質に触れたい人
【面白ポイント】

小説を書く技術ではなく、小説を書くための思考を学べる一冊です。
小川哲さんが自身の創作経験をもとに、小説を書くうえでの考え方や作品を生み出す際の視点を掘り下げた小説論です。
特に、小説を「何を書くか」と「どう書くか」の二つの問題から捉え、読者とのコミュニケーションを意識して作品を構築する姿勢が強調されています。
また、主張やテーマを全面に押し出さずに物語へ組み込んでいく、小川さんなりの「何を書くか」への向き合い方も興味深いところです。
学びの多さに加えて随所にユーモアもあり、小説を書きたい人だけでなく、楽しみながら小説の本質に触れたい人にもおすすめの一冊です。
【2】 斜め45度の処世術
当たり前を鵜呑みにせず、斜め45度から世界を切り取る知的ユーモアに満ちたエッセイ
【出版年 / 形式 / 分量】
2026年 / エッセイ /191ページ
【おすすめしたい人】
知的ユーモアでクスッとしたい人
【面白ポイント】

当たり前を鵜呑みにせず、斜め45度から世界を切り取る知的ユーモアに満ちたエッセイです。
小川哲さんが雑談や友人関係、日常生活などの身近なテーマを題材に、独自の視点から世の中や人間のあり方を考察しています。
自らをひねくれものと認める小川さんが、普遍的なテーマを少し角度を変えて語ることで、思わず笑ってしまう軽やかさが生まれています。
淡々とした語り口の中で示される論理的な違和感が、当たり前だと思っていた物事の前提を問い直し、読み手の思考を揺さぶります。
軽やかに楽しみながら、物事の見方を少しだけ更新してくれる一冊です。
【3】こうやって作家は言葉を紡ぐ
作家の高度な創作論が浮かび上がる、小川哲さんと有名作家たちによる対談集
【出版年 / 形式 / 分量】
2026年 / 対談集 / 501ページ
【おすすめしたい人】
小説を書きたい人 / 対談相手に好きな作家さんがいる人
【面白ポイント】

作家の高度な創作論が浮かび上がる、小川哲さんと有名作家たちによる対談集です。
小川哲さんがこれまでおこなってきた対談を収録し、作家同士が創作をめぐってさまざまなテーマで語り合う様子が一冊にまとめられています。
純文学、ミステリ、SF、エンタメ、ゲームシナリオなど、ジャンルの垣根を越えた対話が繰り広げられます。
その中で、題材の選び方、文体、作品内で描くこと、プロット、作品の構築方法など、作家ならではの思考や創作術を垣間見ることができます。
小川さん自身の思考を深く知るとともに、作家の思考の奥深さをまざまざと感じられる、作家志望の方必読の一冊です。
【4】屁理屈と哲学
小川哲さんの思考を味わえる、屁理屈めいた哲学のパンチライン集
【出版年 / 形式 / 分量】
2026年 / 格言集 / 190ページ
【おすすめしたい人】
哲学が好きな人 / 小川哲さん作品が好きな人
【面白ポイント】

小川哲さんの思考を味わえる、屁理屈めいた哲学のパンチライン集です。
担当編集者が、小川さんの小説や論文、書評などから、格言や寓話、思考の断片を123個選びまとめています。
人文科学から自然科学まで幅広い視座を持つ小川さんが作家ならではの想像力と言葉の力で紡ぎ出す、独特な屁理屈めいた哲学を味わえるのが本書の魅力です。
小川哲さんの小説を読んでいる方は、お気に入りの一節と再会する楽しみもある、肩の力を抜いてさらりと読める一冊です。
