記事概要
- さくらももこさんのエッセイに興味がある方
- 普段はあまり読書をしないが、気軽に読める本を探している方
- さくらももこさんの初期三部作から手に取りたいエッセイが見つかる

いちごバター
読書歴5年、2人で600冊以上読んできた本好き夫婦が、さくらももこさんのエッセイ初期三部作の面白ポイントをご紹介します!
初期三部作の特徴・おすすめしたい人
平身低頭な自己開示とユーモアで、どんなエピソードも身近で親しみやすいエッセイ群

▶ 普段あまり本を読まない方
ポップでユーモアあふれる文章で、1話完結のエピソードが沢山収録されているので、手軽に読み進められます。
読書が苦手な方にもおすすめしたいエッセイです。
▶ 自分のダメなところを笑い飛ばしたい方
誰もが抱える恥ずかしい失敗や黒い感情を包み隠さず書くさくらさんの潔さに、感銘を受けるはずです。
自分が抱えていたダメなところも笑い飛ばす勇気をもらえるかもしれません。
▶ ちびまる子ちゃんが好きな方
ちびまるこちゃんと同じユーモアと独特の視点が楽しめます。
まる子の世界観が好きな方なら、作者本人の素顔や考え方にもきっと親しみを感じられるはずです。
初期三部作
【1】 もものかんづめ
健康や仕事などの日常的な出来事を、ポップにシニカルに描くエッセイ
【出版年 / 分量】
1991年 / 235ページ
【面白ポイント】

健康や仕事などの日常的な出来事を、ポップにシニカルに描くエッセイです。
さくらももこさんの初期エッセイ三部作の幕開けを飾る、記念すべき一冊です。
水虫や腸のポリープ、睡眠学習枕の失敗談、乙女時代の妄想などを、独自の観察眼とユーモアで痛快な笑いへと変えています。
一方で、祖父の死、OL時代の苦悩、週刊誌への違和感をポップさを持たせながらシニカルに描きます。
共感できる感性と痛快な笑い、そしてシニカルな視点が絶妙に混ざり合う、読んでいて楽しい一冊です。
【2】 さるのこしかけ
日常も非日常も、身近な笑い話のように楽しめるエッセイ
【出版年 / 分量】
1992年 / 232ページ
【面白ポイント】

日常も非日常も、身近な笑い話のように楽しめるエッセイです。
『もものかんづめ』に引き続き、痔や骨折などの健康話や、実家で起きる身近な出来事がたっぷり描かれます。
一方で、ポール・マッカートニーとの邂逅、自身の漫画のアニメ化、台湾やインド旅など、非日常的なエピソードも多く登場します。
そんな非日常的なエピソードも彼女の手にかかればユーモアに包まれ、読み手は身近な出来事のように享受することが出来ます。
軽やかな読み心地で、普段あまり本を読まない人でも肩の力を抜いて楽しめる一冊です。
【3】 たいのおかしら
恥も罪悪感も潔く開示し、笑いに変えてしまうエッセイ
【出版年 / 分量】
1993年 / 219ページ
【面白ポイント】

恥も罪悪感も潔く開示し、笑いに変えてしまうエッセイです。
グッピー全滅・おなら・猫との不仲など、言いにくいことほど包み隠さず書きます。
平身低頭で自己卑下しながら語るその筆致が、三部作随一の読み心地のよさを生んでいます。
父ヒロシや問題だらけの姉への、卑下と愛が入り混じった描写も読みどころのひとつです。
日常の細部を一篇のエピソードに昇華する力に、親しみと才気を感じる完結編です。
